【理学療法士のつぶやき】膝OA!変形性膝関節症のお話

いつも、スポーツショップランナーをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

ランナーのスタッフで、理学療法士の下林です。

 

本日は、前回の続きとして、「変形性膝関節症」についてのお話にしようと思います。

お父さんお母さんが変形性膝関節症だという方、膝が痛いという方、将来変形性膝関節症になりたくない方、ぜひ一読してみてください!

 

【はじめに】

膝の痛みを訴えるお客様の中で、最も多い原因のひとつが「変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう」です。

年齢を重ねるにつれて増えていくこの疾患は、運動だけでなく日常生活にも大きな影響を与えることがあります。

 

そもそも、変形性膝関節症とは?

変形性膝関節症(以下、膝OA)は、膝関節の軟骨がすり減ることで関節の動きがスムーズでなくなり、痛みや腫れ、変形を引き起こす疾患です。

特に中高年の女性に多く見られ、日本では60歳以上の女性の約40%、男性の約30%が何らかの形で膝OAを持っていると言われています。

 

【膝OAの原因と症状】

以下に、膝OAの主な原因を記載しました。

 

<主な原因とリスク因子>

・加齢:年齢とともに軟骨の弾力が失われ、摩耗しやすくなる

・肥満:体重が膝への負担を増やす

・O脚(内反膝):膝の内側に圧力が集中し、変形が進行しやすくなる

・足部の不安定性:オーバープロネーション(前回記事で解説しています!)により膝関節への負担が大きくなる

・過去のケガや関節の病気:半月板損傷や靭帯損傷、リウマチなどもOAのきっかけになる

 

<よくある症状>

・階段の昇り降りがつらい

・朝起きたときや長く座ったあとに膝がこわばる

・膝の内側に痛みを感じる

・歩くときに膝がガクッとする

・正座ができない

 

症状が進むと、関節の変形や水がたまる(関節水腫)なども見られることがあります。

以上の原因となる状況や症状がある場合は、注意が必要です。

 

 

【改善策】

膝が痛いと、日常生活を送ることも億劫になってしまいます。

では、どうにかして予防や改善ができないのでしょうか。

 

理学療法士の目線で、予防や改善策を考えてみました。

 

①体重管理

体重が1kg増加すると、膝への負担は約3倍になるといわれています。そのため、適正体重にする、適正体重を維持することは、膝を守る上でとても大事なことだと考えています。

②運動

関節は動かさないと固くなるという性質があります。そのため、適度な運動は関節を守る上で必要になります。一日30分のウォーキングや、スクワット、レッグエクステンションなどの筋力トレーニング、ストレッチなどのケアが重要になってきます。

③予防、改善グッズ

・インソール:膝OAの原因の一つでもある、オーバープロネーションを抑制してくれるため、インソールを入れることで症状が改善、変形の進行予防にもなります。

・サポーター:歩行時や起立着座時などの日常生活において、膝の不安定な部分を支えてくれるため、膝への負担を軽減することができます。

 

【まとめ】

変形性膝関節症は、早期の対処と継続的なケアがとても大切です。

当店では、インソール作成に加えて、お客様一人ひとりに合わせたトレーニングやアドバイスもしており、また、継続的なサポートも行っております。

もし、身体の悩みがあるという方は、ぜひ一度ランナーへお越しください。

お待ちしております!

 

下林 優大(理学療法士)

 

PS.

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成形インソール¥3,000引きになるので、この機会にぜひ!

 

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