いつも、スポーツショップランナーをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
スポーツショップランナーの店員で、理学療法士の下林です。
今日は、インソールの話を少しだけしてみようと思います。
【はじめに】
まず、インソールと聞くと、どんなイメージを持ちますか？
ここ数年、インソールは大事だという風潮が少なからずあり、気になっている方も多いのではないでしょうか。
でも、実際、インソールにはどんな効果があるのか、扁平足じゃない人にもインソールって必要なのか。
実際、インソールについて詳しく知らない、という方も少なからずいると思います。
さて、インソールとは、中敷きのことで、靴を購入すると大体の靴には備わっているものになります。
じゃあ、それでいいじゃんと思った方！もう少しだけ読み進めてみてください。
【インソールの効果】
インソールには、主に以下の3つの効果があると思っています。
①姿勢矯正
②怪我予防
③足部の変形予防
では、それぞれどのようにインソールが関わっているのかを詳しく解説します。
【姿勢矯正】
人は少なからず左右差や傾きがあります。その中でも、足部が原因のものが多いと感じています。
足部は、10階建てのビルでいうところの基礎の部分になります。その基礎が安定していないと、3階部分の膝が傾いたり、6階部分の腰に痛みが出たり。
インソールは、足部の傾きや変形に対して、矯正器具のような役割を果たし、人間の土台となっている部分を安定させる役割があります。
そのため、自分に合ったインソールを入れることで、土台が安定し、姿勢がよくなります。また、姿勢だけでなく、膝や腰の不調がなくなったり、スポーツのパフォーマンスが向上したりと、インソールの効果は計り知れないものがあると感じています。
【怪我予防】
先ほどは、インソールを入れることで姿勢がよくなるという話をしました。
姿勢が良くなるということは、身体への無理なストレスが減るということでもあります。
例えば、歩行や走行の足の接地時、アーチが崩れて、膝が内側に入ってしまう（オーバープロネーション、過回内）という人がいます。
この、オーバープロネーションの状態は、膝を傷めるリスクが1.5〜3倍も高いと言われています。
インソールは、アーチをサポートする機能がついており、オーバープロネーションを防いでくれる役割があります。
他にも、重心が前にあり、それを代償するように反り腰となって腰痛がある方がいます。
このような状態の人にも、インソールを入れることで、重心の位置を矯正して、反り腰を軽減させることで、腰痛の予防であったり、成長期の腰椎分離症などの腰の怪我を予防することもできます。
【足部の変形予防】
インソールは、外反母趾や足趾が痺れるモートン病、X脚やO脚の人にもぜひ入れていただきたいです。
外反母趾やモートン病の原因の一つとして、横アーチの低下が挙げられます。
横アーチの低下に対しては、インソールの裏に当て物をして横アーチを復活させるようにする、という方法もあります。
インソールは、一人一人の足に合わせて、形を作成したり、当て物をしたりして、足部の矯正、姿勢を整えることができます。
その結果、外反母趾やO脚など、足の変形の進行を抑制したり、改善させたりできる可能性があります。
【まとめ】
今回は、インソールの効果について、簡単に解説させていただきました。
文字だけではなかなか伝わり切らないな、と思いながらも、何かみなさんの手助けとなる情報になればと思い、インソールの紹介をしました。
気になった方や、詳しく知りたいという方は、ぜひ、ランナーへお越しいただき、ご相談ください。
皆様のご来店をお待ちしております！
下林 優大（理学療法士）
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